(趣旨)

第1条　この告示は、学業に優れ、又は向上心を持って勉学等にいそしもうとする意欲のある生徒又は学生が、大学等へ入学後、経済的理由によって就学を断念することがないよう、予算の範囲内において佐伯市給付型奨学金(以下「奨学金」という。)を給付することに関し、佐伯市補助金等交付規則(平成17年佐伯市規則第56号)に定めるもののほか、必要な事項を定めるものとする。

(定義)

第2条　この告示において、次の各号に掲げる用語の定義は、それぞれ当該各号に定めるとおりとする。

(給付対象者)

第3条　奨学金の給付の対象となる者(以下「給付対象者」という。)は、次のいずれにも該当する者とする。

(奨学金の額及び給付回数)

第4条　奨学金の額は給付対象者1人につき10万円とし、給付回数は1回限りとする。

(奨学金の給付申請)

第5条　奨学金の給付を受けようとする者(以下「申請者」という。)は、市長が別に定める期日までに次に掲げる書類を市長に提出しなければならない。

(奨学金の決定等)

第6条　市長は、前条の規定による奨学金の給付の申請があったときは、その内容を審査し、佐伯市給付型奨学金奨学生選考委員会の審議を経て、奨学金の給付の可否を決定し、佐伯市給付型奨学金給付決定及び給付額の確定通知書(様式第4号)又は佐伯市給付型奨学金不給付決定通知書(様式第5号)により申請者に通知するものとする。

(奨学金の請求)

第7条　前条第1項の規定により奨学金給付の決定通知を受けた者(以下「給付決定者」という。)は、奨学金の給付を受けようとするときは、佐伯市給付型奨学金給付請求書(様式第6号)を市長に提出しなければならない。

(決定の取消し)

第8条　市長は、給付決定者が次の各号のいずれかに該当するときは、奨学金の給付決定の全部又は一部を取り消すことができる。

(奨学金の返還)

第9条　市長は、前条第1項の規定により奨学金の給付の決定を取り消した場合において、当該取消しに係る奨学金が既に給付されているときは、給付決定者に対し、佐伯市給付型奨学金返還命令書(様式第8号)により、奨学金の全部又は一部の返還を命じることができる。

(選考委員会の設置)

第10条　給付決定者の候補者の選考に関し必要な事項を審議するため、佐伯市給付型奨学金奨学生選考委員会(以下「選考委員会」という。)を置く。

(組織)

第11条　選考委員会は、市長が委嘱し、又は任命する委員若干人をもって組織する。

(委員の任期)

第12条　委員の任期は、1年とする。ただし、補欠の委員の任期は、前任者の残任期間とする。

(会議)

第13条　選考委員会の会議(次項において「会議」という。)は、委員長が招集し、委員長は会務を総理する。

(庶務)

第14条　選考委員会の庶務は、教育委員会学校教育課において処理する。

(その他)

第15条　この告示に定めるもののほか、必要な事項は、市長が別に定める。