(目的)

第1条　この訓令は、佐伯市立小学校及び中学校(以下「学校」という。)における予算執行、物品管理等の財務事務(以下「学校財務事務」という。)に関し必要な事項を定め、その適正かつ円滑な処理を図ることを目的とする。

(適用)

第2条　学校財務事務は、別に定めるものを除き、この訓令の定めるところによる。

(校長の職務)

第3条　校長は、学校に配当を受けた予算(以下「配当予算」という。)を執行する。

(事務職員等の職務)

第4条　事務職員又は事務職員が不在の学校にあっては校長の指定する職員(以下「事務職員等」という。)は、校長の命を受けて次項に定める配当予算に係る事務を処理する。

(支出負担行為)

第5条　校長は、配当予算について、佐伯市会計規則(平成17年佐伯市規則第57号)及び佐伯市委員会等の収入及び支出等に関する事務の補助執行に関する規程(平成17年佐伯市訓令第44号)等に定める範囲内において、物品購入等に係る支出負担行為(以下「支出負担行為」という。)を行う。

(契約事務)

第6条　事務職員等は、前条の規定による支出負担行為の決議を経たものについて、契約に関する事務を行う。

(検収)

第7条　事務職員等は、物品の納入及び契約の目的たる給付の完了に係る検収に関する事務を行うに当たっては、納品書、仕様書その他関係書類により検査及び確認をしなければならない。

(支出に関する事務)

第8条　事務職員等は、支出に関する事務の適正を確保するため、次に掲げる事項を行う。

(物品管理者及び職務)

第9条　物品管理者は、校長をもって充てる。

(物品取扱担当者及び職務)

第10条　物品管理者の事務を補佐させるため、物品取扱担当者を置く。

(使用者及び職務)

第11条　供用に付された物品は、次の各号の区分に応じ、当該各号に定める職員(以下「使用者」という。)が管理に当たる。

(物品の出納及び保管に関する事務)

第12条　第10条第3項第1号の物品の出納及び保管に関する事務は、次に掲げる事項とする。

(物品の供用に関する事務)

第13条　第10条第3項第2号の物品の供用に関する事務は、次に掲げる事項とする。

(その他物品の管理に関する事務)

第14条　第10条第3項第3号のその他物品の管理に関する事務は、次に掲げる事項とする。

(備品点検)

第15条　物品取扱担当者は、物品のうち備品として分類されているものについて、使用者に定期的に点検をさせ、その結果を物品管理者に報告しなければならない。

(表簿)

第16条　物品管理者は、次に掲げる表簿を備え、これを整理しなければならない。

(使用者への指導助言)

第17条　物品取扱担当者は、物品の取扱いに関し使用者に指導及び助言を行う。

(善管注意義務)

第18条　物品管理者、物品取扱担当者及び使用者は、善良な管理者に関する注意をもってその事務を行い、及び物品を使用しなければならない。

(教育長の指導及び助言)

第19条　教育長は、学校財務事務に関し、校長に対して必要な指導及び助言を行うことができる。

(その他)

第20条　この訓令に定めるもののほか、学校財務事務に関し必要な事項は、別に定める。