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佐伯藩史料

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温故知新録12広報画像(DSC_0102加工) 別ウィンドウで開きます

 温故知新録は佐伯藩家老・関谷長熙(ながひろ)が、20年の歳月をかけ、40万ページに及ぶ膨大な藩政史料の中から、藩の格式や慣例、家中諸家士の進退存亡など、治世上の重要史料を編さんしたものです。
 佐伯市では、これを新たに編集し、原文に現代語訳を付けて、佐伯藩政史料として刊行しています。
※第1~3集 完売(平成30年1月現在)


◆第12集 6,000円(税込) 最新刊

(1)明和日記…佐伯藩の家老や用人などが記した「御用日記」を抜書きしたと考えられる日記です。明和元年(1764)~同9年(1772)の記事を収めています。江戸で育った8代藩主・毛利高標が将軍に初めて謁見し、佐伯に入る計画が立てられるなど、高標が藩主として成長していく姿がうかがえます。
(2)知行御折紙写・諸御役神文前書写…第12集には、後半の諸御役神文前書写以下に見える江戸時代後期のさまざまな記録を掲載しています。藩の役人が職務への専念を誓った文書や、家老が勤務の心得を示した文書からは、藩政を取り巻く複雑な事情が垣間見えます。また、文化7年(1810)の藩の人口を書いた文書や、キリシタンについて調べた文書などもあり、佐伯の歴史を知る上で興味深い史料です。
(3)御番所御勤番一件書…佐伯藩が幕府から江戸城の門番役を命じられたときの記録集です。文化13年(1816)に門番を勤めた際の記録を中心に、さまざまな事例が書き留められています。幕府と藩の力関係や江戸での佐伯藩の役割が見えてきそうです。
(4)付図「堅田村組中絵図」…堅田村は佐伯有数の米どころでしたが、佐伯藩と幕府の領地が混在する複雑な場所でもありました。この絵図では、そのような江戸時代の堅田の様子を一望できます。

◆第11集 6,000円(税込)
(1)宝暦日記…佐伯藩の家老や御用人などが記した「御用日記」を抜書きしたと考えられる日記です。宝暦7年(1757)~同14年(1764)の記事を収めています。佐伯藩では宝暦10年(1760)に7代藩主・毛利高丘が亡くなり高標が家督を継ぐなど、藩主の交代に伴う出来事をはじめ、藩政の様々な動向がうかがえる記事がみられます。
(2)本所御蔵火御番一件書…文化15年・文政元年(1818)4月に、江戸本所にあった幕府の米蔵の火の番を佐伯藩が命じられた際の関係史料です。火の番の勤務実態や他家へ問い合わせた行列構成・役割分担などの先例を後日のために書き留めています。
(3)知行御折紙写・諸御役神文前書写…第11集には前半の知行御折紙写を掲載しています。元禄5年(1692)~寛政11年(1799)に藩主が家臣へ家督相続・加増等を申しつけた記録を集めたものです。
(4)付図「福泊浦・蒲戸浦絵図」「津井浦絵図」

◆第10集 6,000円(税込)
①寛延・宝暦日記…佐伯藩の家老や御用人などが記した「御用日記」を抜書きしたと考えられる日記です。寛延元年(1748)~宝暦6年(1756)までの記事を収めています。この時期は7代藩主・毛利高丘の代で、幕府での職務、参勤交代、6代藩主・高慶の娘たちの婚姻、高丘の婚姻、世継ぎの誕生など藩主をめぐる記事や、藩政改革と重職の罷免といった藩政の重要事項に関する記事がみられます。
②御法事帳写…初代藩主・毛利高政(養賢寺殿)を始めとする歴代藩主などの法事についての記録です。全5冊のうち、第10集には第3冊~第5冊を掲載しています。
③付図「豊後国佐伯城破損之覚絵図」

◆第9集 6,000円(税込)
(1)享保・元文・寛保・延享日記…佐伯藩の家老や御用人などが記した「御用日記」を抜書きしたと考えられる日記です。享保7年(1722)から延享5年(1748)までの記事を収めています。享保の改革で行われた「上米の制」に関する記事や、337軒の屋敷・町家などが焼失した佐伯城下での大火災、津久見奥河内の山林をめぐって臼杵藩と争い、幕府の三奉行所に判決を求めた奥山争論などの記事が見られます。
(2)御法事帳写…初代藩主・毛利高政(養賢寺殿)を始めとする歴代藩主などの法事についての記録です。全5冊のうち、第9集には第1冊・第2冊を掲載しています。
(3)付図「摂津守様御居宅之絵図」

◆第8集 6,000円(税込)
(1)元禄・宝永・正徳・享保日記…佐伯藩の家老や御用人などが記した「御用日記」を抜書きしたと考えられる日記です。元禄9年(1696)~享保5年(1720)の記事を収めています。6代藩主・高慶の初国入りとそれに伴う藩政の整備に関する記事、有名な「赤穂事件」に関する記事などもみらます。
(2)宝永・正徳・享保・元文日記…佐伯藩の家老や御用人などが記した「御用日記」を抜書きしたと考えられる日記です。宝永3年(1706)~元文5年(1740)の記事を収めています。2度にわたる嫡子の交代、姫君・若殿の婚姻に関する記事、富士山の噴火やいわゆる「享保の大飢饉」、象が江戸にやって来た「享保の象」などに関する記事も見られます。
(3)柳営棒秩録…江戸における旗本・御家人の一覧表です。禄高(扶持高)・屋敷所在地・当主の姓名が記されています。全4冊のうち、第8集には第3冊(ノ~ア)、第4冊(サ~ス)を掲載しています。
(4)付図「享保十六亥年御類焼後江戸御上屋敷御絵図」

◆第7集 6,000円(税込)
(1)高慶公御手日記写(佐伯)…6代藩主・毛利高慶が佐伯で記した日記です。享保19年(1734)~元文4年(1739)の記事を収めています。家臣の勤務態度を戒める記述などが見られます。
(2)高慶公御手日記写(佐伯)…6代藩主・毛利高慶が佐伯で記した日記です。元文5年(1740)~寛保3年(1743)の記事を収めています。病気療養と容態悪化に伴う家督相続に関することなど、高慶が死去するまでのことが記されています。
(3)江府年始玄猪御礼帳写…年始や玄猪といった祝いの日に、挨拶をした家臣の名簿です。全5冊のうち、第7集には第5冊(享和2年[1802]~文化12年[1815])を掲載しています。
(4)柳営棒秩録…江戸における旗本・御家人の一覧表です。禄高(扶持高)・屋敷所在地・当主の姓名が記されています。全4冊のうち、第7集には第1冊(イ~ヲ)、第2冊(ワ~ヰ)を掲載しています。
(5)付録「佐伯内町絵図」

◆第6集 6,000円(税込)
(1)高慶公御手日記写(江府)…6代藩主・毛利高慶が江戸で記した日記です。享保18年(1733)~元文4年(1739)の記事を収めています。子の高能の結婚の記事などがあります。
(2)高慶公御手日記写(佐伯)…6代藩主・毛利高慶が佐伯で記した日記です。享保15年(1730)~同18年(1733)の記事を収めています。当時発生した「借廻し銀事件」という詐欺事件に関する記述があります。
(3)江府年始玄猪御礼帳写…年始や玄猪といった祝いの日に、挨拶をした家臣の名簿です。全5冊のうち、第6集には第3冊(元文2年[1737]~明和5年[1768])・第4冊(明和6年[1769]~享和元年[1801])を掲載しています。
(4)付録「御山城之図」

◆第5集 6,000円(税込)
(1)高慶公御手日記写(江戸)…6代藩主・毛利高慶が江戸で記した日記です。享保10年(1725)~同17年(1732)の記事を収めています。甲賀郡大野村居住の甲賀侍・中辻儀右衛門を召し抱える記事が見られます。忍術の火の類の技に優れた者で、佐伯を訪れて忍術を披露しています。また、高慶の嫡子・大八郎が名前を「高能」と改めています。
(2)高慶公御手日記写(佐伯)…6代藩主・毛利高慶が佐伯で記した日記です。享保11年(1726)~同14年(1729)の記事を収めています。高慶の嫡子・大八郎への教育指針に関する記述があり、軍法、聖書、書道、一刀流、近授流馬術、鎌宝蔵院流槍術、日置流弓術、間口流柔術、鉄砲、水練など多岐にわたる文武芸の稽古を大八郎に望んでいます。また、紀州藩江戸屋敷に来た象を大八郎以下家中全員が見物しています。
(3)江府年始玄猪御礼帳写…年始や玄猪といった祝いの日に、挨拶をした家臣の名簿です。全5冊のうち、第5集には第1冊(慶安5年[1652]~元禄11年[1698])・第2冊(元禄11年[1698]~享保21年[1736])を掲載しています。
(4)付録「豊後国海部郡佐伯領浦絵図」

◆第4集 6,000円(税込)
(1)高慶公御手日記写(江戸)…6代藩主・毛利高慶が江戸で記した日記です。享保元年(1716)~同9年(1724)の記事を収めています。高慶の嫡男・助十郎(高通)の将軍への目見えに関連する記事が見られます。のちに高慶は、病弱の高通でなく当時5歳の大八郎(高能)を嫡子にしたいと願い出て受理されます。高通は佐伯に帰り、一方で享保7年(1722)に大八郎は実名を「高矩」とします。また、毛利家へ月番老中の戸田忠真が招待され、接待の様子がうかがえます。
(2)高慶公御手日記写(佐伯)…6代藩主・毛利高慶が佐伯で記した日記です。享保2年(1717)~同10年(1725)の記事を収めています。佐伯着城に始まり、外国船が領内の浦々へ漂着したときや藩から出る船と乗組員を書き上げた、今までに例をみない記事があります。
(3)公辺御系譜…江戸幕府の征夷大将軍・徳川氏の系譜で、『徳川系譜』と呼ばれるものです。家康に始まり、正室、子供、養女、弟、妹、孫、養女の子、曽孫、伯父、叔父、叔母の順に示しています。以下同様に2代将軍・秀忠から12代将軍・家慶までの系譜を示しています。
(4)諸御役人姓名書…家老以下馬医までの役席73を示し、佐伯藩の役人構成を知ることができる史料です。
(5)付録「佐伯城御三之丸之図」


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