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農林水産業、商工業、食のまち

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農林水産業

 佐伯市は海、山、里が揃う自然の豊かな地域だけに、農林水産業が盛んです。主要農産物として、温暖な気候を利用した早期米・安全で安心できる米づくりとして特別栽培米〈減農薬栽培〉が推進・栽培されています。そのほか、イチゴ、ナス、ニラ、温州ミカン、ポンカンなどの野菜・果樹とキク、スイートピーなどの花き、畜産は鶏、肉用牛、それに茶などです。このうち、米は「唄げんか」、「ほたる」などのブランド化が図られ、施設園芸ではアスパラガスやホオズキも栽培されています。茶は独特の香りを持つ本匠の「釜炒り茶」が有名です。また林業も盛んです。市の面積の9割近くが森林で、人工林が5割強を占めます。この人工林の9割をスギが占めています。佐伯市産のスギは、材質、形状とも木材業界で人気が高く、木材市場での価格は九州トップクラスです。広葉樹では、クヌギ、ナラを原木とした乾しシイタケの栽培も盛んです。なお、生産基盤である林道の総延長は438kmです。
 また水産業の生産量は県内の水産業生産量の6.5割を占めており、当市は県内随一の水産都市と言えます。特にブリ類やヒラメを中心にした養殖業は全県生産量の約8割を占めます。漁船漁業も盛んで、まき網、底曳網、船曳網、一本釣り、また潜水などによりアジ、サバ、クルマエビ、ヒラメ、ブリ、タイ、アワビ、サザエなどを水揚げします。このうち青物は丸干し、開きなど水産加工品になり、イワシ類は特産の「佐伯イリコ」として珍重されています。


商工業


【工業の現状】

 佐伯市は、豊かな自然を背景に戦前にはセメント、戦後には海軍跡地への造船、パルプ、合板などの企業誘致を進め、早くから臨海型の工業群を形成してきました。現在は、造船、水産加工業など豊かな海に関連した産業が栄える一方、業務用冷蔵庫、医療機器の製造分野で全国的に高いシェアをもつ内陸型の企業も立地しており、市全体の製造品出荷額は900億円前後で推移しています。
 特に医療機器分野について、大分県から宮崎県をまたぐ東九州地域には、日本を代表する血液・血管に関連する企業が多く立地し、佐伯市は、その地理的な中心地に位置します。今後は、平成27年に完成した佐伯港14m岸壁と東九州自動車道との相乗効果による企業誘致を進めています。


【商業の現状】


  佐伯インターチェンジ周辺などの郊外に大規模店舗が相次ぎ出店する一方で、中心部の商店街は廃業、休業、規模縮小による閉店が目立つようになりました。また、市全体の商品販売額は減少傾向にあり、周辺地域における過疎化が進んでいることから、地域小売業に与える影響が懸念されています。近年ではこれらに加え、大分市を中心とした近隣都市の大型商業施設の開設よる購買力の流出の不安など、地域商業者の置かれた状況は厳しく、現在その対策に取り組んでいます。


食のまち

 生鮮魚介類を素材とした食のまちとして、売り出し中です。特に寿司は「世界一・佐伯寿司」と銘打ち、寿司組合が力を入れています。また、市中心部の「うまいもん通り」には各種飲食店がひしめき、佐伯の味を堪能できます。市内には道の駅が3、里の駅が3あり、山海の幸や郷土料理などを食べることができ、特産品販売コーナーも充実しています。新鮮な野菜を始め農林水産物の加工品など、この地域のものを網羅しています。ししラーメン(道の駅宇目)や死海の湯(イスラエルの死海を再現した浴場、道の駅やよい)といったものもあります。近年は、宮崎県の県北地域とタイアップし、イセエビなど海の食材をテーマにした食観光のルートの立ち上げや佐伯市に古くから伝わる郷土料理「佐伯ごまだし」を目玉とした観光客誘致に取り組む活動も始まりました。

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