とき 令和2年4月3日 金曜日 11時 ~
ところ 庁議室
内容
- 新型コロナウイルス感染症の影響及び対策について
- 地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)に係る地域再生計画の認定について
- 佐伯市子育て世代包括支援センター「さいきっず まある」の開設について
- かまえこども園の開園について
- 常盤雨水ポンプ場の供用開始について
- 各種計画の策定について
- 深島ねこ図鑑・第2弾の完成について
新型コロナウイルス感染症の影響及び対策について
(1)佐伯市における影響
ア.産業関連
農業では、花きが卒業式や宴会等の自粛や中止により、売れ行きが不調となっている。
水産業では、養殖ブリ、ヒラメ等の養殖業全般において荷動きが鈍くなっており、今後の影響が心配される。
建設業・製造業では、中国製品のサプライチェーンの影響で、衛生器具等の建具・設備が入荷されない状況が生じ、新築、改築に影響が出ている。
飲食店では、団体客(大人数)のキャンセルが多く、一部では前年比9割減となっている。
4月29日に予定されていたクルーズ客船「にっぽん丸」の寄港が中止となった。
スポーツツーリズム推進に関する大会、合宿のキャンセル(7件、延べ宿泊者1,500人)
イ.保健福祉関係
市民、医療機関、介護保険施設等でのマスク、消毒液が不足している。
介護施設における通所型サービスの利用者が減少している。
高齢者の集いの場等の自粛要請により、高齢者が不活発になる状況が生じている。
ウ.中止・延期となったイベント ※ 3月末現在 広報係把握
60件
(内訳)中止 42件、延期 18件
(2)これまでの対応状況
佐伯市新型コロナウイルス感染症対策本部会議を2月28日、3月24日に開催し、市民・事業所に対し、感染拡大防止について周知したほか、市主催事業、小中学校等について次のとおり対応した。
ア.佐伯市主催事業
不特定多数の参加が見込まれる屋内での事業は、当分の間、原則延期または中止としていたものを、利用環境に十分配慮した上で開催を判断することとした。
イ.市営施設の利用について
原則として休館としていたものを、利用環境に十分配慮した上で、管理者の判断により利用可能とした。
貸館事業についても事業主催者に自粛を要請していたが、事前に利用内容を確認の上で判断することとした。
指定管理施設は、それぞれの実情に応じて運用方針を協議し、決定する。
※ 4月1日以降の市営施設の利用制限の状況の資料添付
ウ.学校関係
小・中学校を一斉臨時休業(3月2日~26日)
※ 卒業式、入学式は必要最小限の人員、時間短縮で開催
児童クラブ支援として、運動場等の学校施設の活用及び2園に6人の特別支援教育支援員を派遣(3月9日~12日)
小学校での児童(小1~3年)のあずかりを実施(3月13日~26日)
感染防止の措置をした上で、小・中学校で修了式、離任式を実施
エ.市民に対するもの
医療機関、福祉施設等へのマスクの配布、市民などへの簡易なマスク作成方法等を周知
マスク保有・配布状況(単位:枚)
保有数 174,052 配布数 48,450
配布数内訳
・市内医療機関(36か所) 3,850
・妊婦感染症対策 約200人 8,500
・中学校卒業式(12校) 600
・児童クラブ等(47か所) 11,500
・介護老人施設等(24か所) 7,300
・障がい福祉施設(10か所) 3,900
・市役所業務用 2,850
・小学校給食配膳用等 9,950
3月末日現在の保有数 125,602
市県民税の申告受付期間を延長(期限を3月16日から4月16日に変更)
オ.事業者に対するもの
市融資制度(小規模事業者経営改善資金)の要件を緩和
国、県、市の融資制度等の情報の周知
商工会議所、商工会等と連携した相談窓口の設置
(3)今後の対応
引き続き、国、県及び関係機関と連携し、感染拡大防止に努める。また、感染の状況を注視しながら状況に合わせ市民・事業所に対する支援を強化していく。
感染症に関する情報は、随時、市ホームページやケーブルテレビで更新する。
小・中学校については、国の学校再開の方向を受け、4月8日から再開する。公立幼稚園についても、4月13日から通常通り実施する。
※ 入学式は、中学校が4月9日、小学校が4月10日に必要最小限の人員、時間短縮で実施予定。幼稚園は4月13日に入園式を予定。
事業者が借り入れる大分県の「新型コロナウイルス感染症緊急対策特別資金」のうち、運転資金1千万円までの金利を3年間補助する。(3月専決補正)
地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)に係る地域再生計画の認定について
地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)は、地方公共団体が取り組む地方創生の事業に対して、企業が寄附を行った場合に税額控除等が受けられる制度である。
本市においても令和2年度からの活用に向け、内閣府へ地域再生計画(佐伯市まち・ひと・しごと創生推進計画)を申請したところ、3月31日に認定を受けた。
今後は、本税制を活用する事業を選定し、積極的に企業にPRすることで、本市の財源確保、企業とのパートナーシップの構築や地域課題の解決に向けて取り組む。
佐伯市子育て世代包括支援センター「さいきっず まある」の開設について
4月1日、妊産婦や乳幼児等が切れ目のない支援を受けることで、安心して子育てできるよう子育て世代包括支援センター「さいきっず まある」を開設した。
センターは、妊産婦や保護者の相談を保健師等の専門家が受け、妊産婦・乳幼児等の状況を継続的・包括的に把握することで、母子保健分野と子育て支援分野の両面からの必要な支援の調整や関係機関と連絡調整などを行う。
(1)業務内容ア.妊産婦及び乳幼児の実情を把握
イ.妊娠・出産・子育てに関する各種の相談に応じ、必要な情報提供・助言・保健指導
ウ.支援プランを策定
エ.保健医療又は福祉の関係機関との連絡調整
(2)体制など
健康増進課保健係内に設置し、保健師・臨床心理士が担当する。
専用ダイヤル 0972-23-4515
※資料「 さいきっずまあるチラシ(PDF:789.8キロバイト) 」
かまえこども園の開園について
平成31年2月から園舎の建築工事を進めてきた、蒲江こども園、竹野保育所、森崎保育所及び西浦保育所を統合した「かまえこども園」が完成し、4月1日から保育を開始した。
同園の建設は、少子化が進む蒲江地域において、老朽化した施設を統合し、幼稚園と保育所機能を併せ持つ施設に建て替えを行うことにより、更なる幼児保育の充実と待機児童の解消を目的としたもの。
(1)定員
120人 ※開園時園児数91人
(2)所在地
佐伯市蒲江大字蒲江浦404番地1
(3)構造・床面積
鉄筋コンクリート造平屋建て
延床面積:1,466.09平方メートル(園舎 1,439.33平方メートル、倉庫26.76平方メートル)
(4)事業費
6億8,725万円
※詳細は、「 さいきっずまあるチラシ(PDF:789.8キロバイト) 」参照
常盤雨水ポンプ場の供用開始について
平成30年4月から建設工事を進めていた常盤雨水ポンプ場が完成し、4月1日から供用を開始した。同ポンプ場周辺の地域では、これまで満潮と豪雨が重なった際の排水路の機能低下により、度々浸水被害を受けてきたが、同ポンプ場の供用開始により周辺地域における浸水被害の大幅な軽減が期待される。
(1)所在地
佐伯市常盤西町
(2)受益区域
常盤西町・中村北町・中村西町・城下東町
(3)計画排水量
1.0㎥/秒 × 2台
(4)事業費
6億4,500万円
※資料 常盤雨水ポンプ場リーフレット(PDF:1.29メガバイト)
各種計画の策定について
令和2年度から「さいき創生」の一層の推進のため、次の13計画を策定した。これらの計画の実践により、『地域が輝く「佐伯がいちばん」の人・まちづくり』を進めていく。
(1)佐伯市まち・ひと・しごと創生総合戦略
(2)佐伯市行政経営推進プラン【新規】
(3)佐伯市市街地グランドデザイン【新規】
(4)さいきオーガニック憲章【新規】
(5)いのちを支える佐伯市自殺対策計画【新規】
(6)佐伯市子ども・子育て支援事業計画
(7)佐伯市景観計画【新規】
(8)佐伯市緑の基本計画【新規】
(9)佐伯市農業振興計画
(10)佐伯市有機農業推進計画【新規】
(11)佐伯市林業振興計画【新規】
(12)佐伯市水産業振興計画【新規】
(13)佐伯市国土強靭化地域計画【新規】
※計画概要 各種計画の概要説明(PDF:131.7キロバイト)
深島ねこ図鑑・第2弾の完成について
昨年に引き続き、佐伯市蒲江の深島をPRするため「深島ねこ図鑑vol.2」を作成した。
第2弾では、深島に暮らすネコたちの紹介を始め、新たに深島で奮闘する島民のインタビュー、島の日常風景などを掲載している。ページ数は、第1弾の約2倍。図鑑の収益の一部は、ネコのえさ代や治療費に充てる。
(1)タイトル
深島ねこ図鑑vol.2
(2)仕様
A5サイズ・全72ページ・フルカラー
(3)販売価格
1,600円 税別
(4)発行部数
1,000部
(5)販売開始
4月4日 土曜日~
(6)販売方法
店頭販売(下記販売場所)、電話注文可能(観光案内所)、ネット注文、ふるさと納税
(7)販売場所
佐伯市観光案内所、佐伯市城下町観光交流館、佐伯市観光協会、深島食堂、道の駅かまえ、La vie douce(ラヴィーデュース)
(8)発行
一般社団法人 佐伯市観光協会
資料 深島ねこ図鑑vol2チラシ(PDF:434.7キロバイト)