鉛製給水管についてQ&A方式でお知らせします。
Q1.古い給水管には鉛管が多く使用されているのはなぜですか?また、使用された時期はいつ頃ですか?
【A1】鉛はサビが発生しにくく、加工しやすいことから、配水管から水道水を家庭に引き込む給水管の材料として全国的に使用されてきました。佐伯市では平成2年頃まで使用されていましたが、平成3年以降は全面的にポリエチレン管を採用しています。
Q2.鉛の水質基準はどうなっていますか?また、健康に支障はないのですか?
【A2】厚生労働省は平成15年4月1日から、長期的に、より一層の鉛の低減化を図り、より安全性を高めるため、0.01 mg/L以下に基準を強化しました。給水管に鉛管が使用されている場合、水道水中に鉛が溶出する可能性がありますが、通常の使用では、鉛の濃度は国の定める基準値以下であり、安心してご使用いただけます。
Q3.水道を使用する時に注意することがありますか?
【A3】朝一番や旅行等で長期間留守にしたとき等は、水道管内に水道水が長期間滞留しますので、基準値を超えて鉛が溶け出す可能性があります。その様な場合は念のため、朝一番の水については約10リットル(バケツ一杯程度)は雑用水にするなど、飲用以外にお使いください。
Q4.佐伯市では鉛管の対策をどのように行っていますか?
【A4】給水管は個人の財産ですが佐伯市では鉛管解消の取り組みとして下記事業を行っています。
(1)老朽化した配水管の布設替工事による取替
(2)給水管漏水による取替
(3)計画的な漏水予防による取替
(4)公共工事の支障移転に伴う工事による取替