生徒指導の充実
1 施策の目的
(1)自己指導能力の育成
① 生徒指導の3機能を核とした教育活動の展開
② 自己指導能力の育成をめざした積極的生徒指導の推進
(2)不登校児童生徒への対応
① コミュニケーション能力の育成等の未然防止の取組
② 適切な初期対応や復帰支援の推進
(3)いじめ解消に向けた取組の推進
① 「いじめは絶対に許されない」という意識の醸成
② 適切な初期対応
③ 「さいきドリーム・プロジェクト」による協働的な取組
(4)教育支援センターの機能充実
① 教育相談支援体制の整備・充実
② 不登校児童生徒の学校復帰に向けた支援の充実
2 令和2年度の主な取組と成果
(1)自己指導能力の育成
①生徒指導の3機能(※1)を核とした教育活動の展開
・学校訪問を通して「新大分スタンダード」(※2)に基づいた授業づくりについて指導・助言 全校実施
②自己指導能力(※3)の育成をめざした積極的生徒指導の推進
・生徒指導主任会(年2回)を活用した情報共有、小中の連携。
(2)不登校児童生徒への対応
①コミュニケーション能力の育成等の未然防止の取組
・不登校対応対策教員研修生による構成的グループエンカウンター(※4)やソーシャルスキルトレーニング
(※5)の研究と生徒指導主任会での提案(年1回)
②適正な初期対応や復帰支援の推進
・スクールソーシャルワーカー(※6)の全中学校配置(4名、中学校区内小学校も対応)
・対応件数 児童生徒の課題解決に向けて取り組んだ件数… 3,048件(R1)⇒3,032(R2)
学校・家庭・関係機関等への訪問回数 … 1,744件(R1)⇒1,626(R2)
(3)いじめ解消に向けた取組の推進
①「いじめは絶対に許されない」という意識の醸成
・全教職員対象のいじめ問題に関する視点調査の実施(年2回)
「いじめ対策組織の中で教職員自身が自分の役割を認識しているか」理解度97%(R1)⇒95%(R2)
・いじめ認知件数 1,370件(R1)⇒1218件(R2)、解消率 84.1%(R1)⇒73.4%(R2)
・スクールロイヤー(※7)の活用
いじめ予防授業16校(R1)⇒17校(R2)・教職員研修14校(R1)⇒7校(R2)
②適切な初期対応
・生徒指導主任会(年2回)を活用したいじめ問題への組織的な対応についての研修
「学校でのいじめ事案の対処の在り方を理解している教職員」対応理解度97%(R1)⇒96%(R2)
③「さいきドリーム・プロジェクト」(※8)による協働的な取組
・「さいきドリームプロジェクト」会議の開催(年3回)
・佐伯市いじめアンケート及びケータイ・スマホアンケートの実施(年1回)
・保護者への「いじめに関する意識等のアンケート」(年1回)
(4)教育支援センターの機能充実
①教育相談支援体制の整備・充実 ②不登校児童生徒の学校復帰に向けた支援の充実
・教室「グリーンプラザ」…来所相談858件(R1)⇒1,232件(R2)、電話相談358件(R1)⇒379件(R2)
訪問相談 20件(R1)⇒29件(R2)
・学校支援チーム専門相談員対応件数 … 404件(R1)⇒309件(R2)
・地域児童生徒支援コーディネーターの活用
教育相談コーディネータ研修会・スクール・メンタルケア推進・充実事業運営協議会での実践発表(年2回)
3 目標指標の達成状況
指 標 名 | 基準値 | | R2年度 | R3年度 | 達成率 |
年度 | 実績値 | 目標値 |
a | b | a/b |
「学校の規則を守れている」と答えた児童生徒の割合 | 小 | 42.4% | H27 | R1(48.5%) | 45% | 107.7% |
中 | 63.1% | R1(62.7%) | 65% | 96.4% |
不登校児童生徒の割合
(年間30日以上欠席) | 小 | 0.54% | H27 | 1.27% | 0.40% | 31.5% |
中 | 2.31% | 4.25% | 2.15% | 50.5%(※10) |