水道工事の分類ってなに？
道路上で施工されている水道工事については、水道課が実施する水道工事とお客様が行う給水工事に分類されます。さらに、水道課が実施する水道工事については、漏水対応のための緊急修繕工事と計画的に行う工事に分類されます。計画的に行う工事の多くは、古くなった水道管を新しい水道管に取り替える更新工事です。
更新工事ってなに？
水道管は、埋設して長期間経過すると、水道管とその継ぎ目が劣化して、そのままにしておくと漏水が発生する危険性が高まります。そのため、古くなった水道管については、「佐伯市水道事業管路更新計画」等に基づき、地震等に強い新しい水道管に取り替える工事を計画的に実施しています。
更新工事の流れ
水道管の更新工事については、以下の流れ（工事手順については、水道博士が説明します。）で行われます。水道管の口径や現場の天候等により変化しますが、1日約20～30mずつ施工していきます。新しい水道管が埋設される道路の幅によっては、車両通行止め等の規制を行いながら工事を実施します。基本的には、昼間の工事となりますが、交通量や断水影響範囲等の状況に応じ夜間工事を行う場合があります。
工事手順(1) 事前に埋設管の調査を実施します
水道博士
「道路の地下には水道管のほかに生活を支える様々な管が埋設されているのだ。そこで、新しい水道管を埋設する際には、工事の前に地下の状況を調べて、何処に新しい水道管を埋設するんかを検討するのだ！」
工事手順(2) 新しい水道管を埋設します
水道博士
「事前調査の結果をもとに、道路内の何も埋設されていないスペースを掘って、新し水道管を入れていくのだ。一日の作業の終わりには、歩行者や車両が通れるように掘った部分を埋め戻すのだ。」
工事手順(3) 断水をして新しい水道管に水の流れを切り替えます
水道博士
「断水をして古い水道管を切り離し、新しい水道管に水の流れを切り替えるのだ。断水時には、断水となる地域に事前にチラシを配布してお知らせするのだ！場合によっては、水道水の濁りなどが発生する場合があるので、そのような時は、一時の間蛇口を開けて水がきれいになったことを確認して使用するのだ。」
工事手順(4) ご家庭の水道管をつなぎ替えます
水道博士
「ご家庭の給水管を古い水道管から新しい水道管につなぎ替えるのだ！」
工事手順(5) きれいに舗装して工事が完了します
水道博士
「工事の最後に、掘った道路をきれいに舗装して工事が完了するのだ！」
断水時は以下の点に注意してください！
(1) 貯湯型給湯器（エコキュート等）をお使いのお客様は、断水時間内にお湯を使用すると、給湯器ににごり水が入る場合がありますので使用を控えてください。
(2) 受水槽を設置している方は、にごり水が流入するお恐れがありますので、事前に流入弁を締めてください。
(3) 断水終了後に、一時的に水が濁ることがありますが、水を流して様子をみてください。それでも濁りのとれない時は、水道課まで連絡をしてください。
(4) 水が白く見えるのは、水道工事によって管の中に入った空気が、無数の泡となって水に混じっているためです。異常ではありませんので、飲用には差し支えありません。