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農作業中の熱中症にご注意ください!

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農作業中の熱中症による死亡者は、7月から8月にかけて集中しており、70代以上の高齢者が大多数を占めています。一方で、熱中症による救急搬送人員数は5月ごろから発生し、初秋までにわたり多くなっており、真夏以外の期間にも注意が必要です。

農作業前の熱中症対策→暑熱順化とプレクーリング

暑熱順化(しょねつじゅんか)とは、体が暑さに慣れることです。暑い日が続くと、体は次第に暑さに慣れ、熱中症になりにくくなります。気温が高くなる前の時期からウォーキングや入浴で汗をかいて、少しずつ暑さに慣れておきましょう。プレクーリングとは、作業前に体を十分に冷やしておくことで、作業中の体温上昇を抑える効果があるとされています。冷たい飲み物や冷やしたタオルで、体を冷やしておきましょう。

農作業中の熱中症対策→休憩と水分・塩分補給

高温多湿な環境での長時間作業を避け、「こまめな休憩と水分・塩分補給」を積極的に行い、「絶対に無理をしない、頑張りすぎない」ことが大切です。休憩する時は、涼しい日陰などで作業着を脱ぎ、体温を下げましょう。のどが渇いていなくても、コップ1~2杯以上を目安に水分補給をしましょう。塩分(ナトリウム)などの電解質と糖質を含んだ飲料(経口補水液)は、水分吸収を早める効果があります。また、熱中症になってしまった場合、早期発見と対処が大切です。できるだけ単独での作業は避け、単独で作業する場合でも、家族や従業員などが定期的に巡回して見守るようにしておきましょう。

熱中症対策アイテムを活用しましょう

農作業中は、ヘルメットや帽子を着用する機会が多いと思います。通気性のあるものや熱を逃がしやすい素材のものを選び、頭部に熱がこもらないようにしましょう。涼しさを感じながら作業できる空調服(ファン付き作業着)やネッククーラーなども、熱中症対策に有効です。特に、空調服は濡らした肌着を内側に着ることで、より体を冷やす効果が期待されます。どうしても暑い時間帯の作業が避けられないときは活用しましょう。また、スマートウォッチといった身に着けられるウェアラブル端末には、体表温度とその熱の流れから体の状況を判断し、熱中症リスクを警報で知らせてくれるものがあります。作業中に装着して、より早く危険を察知できるようにしておくと安心です。

→熱中症対策アイテムのご紹介(農林水産省ホームページ)別ウィンドウで開きます(外部リンク)

熱中症になったときの対処法

熱失神のような軽度の熱中症であっても、周りの環境や状況によって、応急処置等をしないと重症化する恐れがあります。立ちくらみや脱力感等の熱中症の症状を感じたら、すぐに「作業を中断」し、涼しい木陰などに避難し水分・塩分を補給するなどの「応急処置」をすることが大切です。応急処置をしても症状が改善しないときは、医療機関を受診しましょう。

熱中症警戒アラートを活用しましょう

熱中症警戒アラート(熱中症警戒情報)は、熱中症の危険性に対する「気づき」を促すものとして発表されます。令和6年度からは広域的に過去に例のない危険な暑さで人体の健康に重大な被害が生じる恐れがある場合に、「熱中症特別警戒アラート(熱中症特別警戒情報)」が発表されています。熱中症警戒アラート等の情報は、前日17時、当日5時に環境省及び気象庁から予報として発表され、その後メディアや環境省のLINEアカウントから入手することができます。

■環境省のLINEアカウント検索方法

LINEアプリを起動し、「友だち追加」画面を開いて「ID検索」ボタンを選択。文字を入力する画面で「@kankyo_jpn」と入力して、検索してください。

参考資料



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