日頃から新型コロナウイルス感染症の拡大防止にご協力を賜り、心からお礼申し上げます。
1.感染の状況
大分県内の感染状況は、ようやく落ち着きつつありましたが、ここ数日は一日あたりの新規感染者数が500名を超えるなど、再び増加に転じています。
これは、感染力が増していると言われているオミクロン株の亜種BA.5やBA.2.12.1の置き換わりによるものと考えられています。
今のところ、県内病床使用率は22.6%と医療の逼迫は避けられていますが、大分県では、感染者の急激な増加に備え、引き続き、医療提供体制の維持に万全を尽くすとともに、宿泊療養施設の追加開設を急ぐこととしています。
佐伯市の感染状況も、一旦は落ち着く様子が見られましたが、連日新規感染者が報告されております。また、その数は他の地域と同様に増加傾向にあり、今後の動向には最大限の警戒を払う必要があります。
皆様には、以下の取組について、格別のご理解・ご協力をお願いします。
2.基本的感染対策の徹底
オミクロン株の亜種であっても、その感染防止には、常時の換気、屋内でのマスク着用、手洗いといった基本的な感染対策が重要です。改めて、その徹底をお願いします。
特に、新型コロナウイルスはエアロゾル感染することから、常時の換気が極めて効果的です。2方向の窓を開け、扇風機なども活用し、空気の入れ換えをお願いします。換気の状態を測定できる二酸化炭素濃度計などの活用も有効です。
3.ワクチン接種
オミクロン株の亜種であっても、ワクチン接種により重症化が予防できます。
市内でも順次4回目接種が進められています。3回目接種から5か月経過した60 歳以上の方と基礎疾患のある方は、重症化リスクを抑えるためにも、速やかな接種をお願いします。
4.結び
感染力が増した新たな亜種の出現により、感染の再拡大が懸念されますが、この局面にあって、最も重要なことは医療の逼迫を回避し、一般医療を守ることです。
繰り返しになりますが、基本的な感染対策の徹底とワクチン接種、是非よろしくお願いします。
令和4年7月8日
佐伯市長