対象者
佐伯市に住民登録している、次の(1)、(2)、(3)、(4)のいずれかに該当する、帯状疱疹ワクチンを接種したことがない方
(1)年度内に65歳になる方
(2)年度内に70、75、80、85、90、95、100歳になる方
(3)100歳以上の方
(4)接種日において60歳から64歳で、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)により免疫の機能の障害があり、日常生活がほとんど不可能な方(身体障害者手帳1級程度)
※(1)、(2)、(3)の方には通知書を送付します。
※(2)は令和7年度から令和11年度までの5年間の経過措置
※(3)は令和7年度限り
接種に必要なもの
(1)対象者全員に届くクーポン券
(2)住所、氏名、生年月日の確認ができるもの(健康保険証やマイナンバーカードなど)
(3)おくすり手帳
接種場所
接種を希望される場合は、事前に協力医療機関にご予約ください。医療機関により実施しているワクチンの種類が異なりますので、協力医療機関に直接お問い合わせください。
接種費用
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生ワクチン
(乾燥弱毒生水痘ワクチン) |
不活化ワクチン
(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン) |
自己負担額 (1回あたり) |
3,000円 |
7,000円 |
使用するワクチン
帯状疱疹ワクチンには2種類あり、接種回数や効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっていますが、いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。医療機関によってワクチンの取り扱い状況が異なりますので、直接医療機関にお問い合わせください。
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生ワクチン
(乾燥弱毒生水痘ワクチン) |
不活化ワクチン
(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン) |
ワクチン名
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ビケン |
シングリックス |
接種回数(接種方法)
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1回(皮下に接種) |
2回(筋肉内に接種) |
接種スケジュール
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- |
通常、2ヵ月以上の間隔をおいて2回接種 ※病気や治療により、免疫の機能が低下しまたは低下する可能性がある方等は医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1カ月まで短縮できます。
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接種できない方
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病気や治療によって、免疫が低下している方は接種出来ません。 |
免疫の状態に関わらず接種可能です。 |
接種に注意が必要な方
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輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6か月以上置いて接種してください。 |
筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方は注意が必要です。 |
帯状疱疹に対するワクチンの効果
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生ワクチン
(乾燥弱毒生水痘ワクチン) |
不活化ワクチン
(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン) |
接種後1年時点 |
6割程度の予防効果 |
9割以上の予防効果 |
接種後5年時点 |
4割程度の予防効果 |
9割程度の予防効果 |
接種後10年時点 |
- |
7割程度の予防効果 |
合併症の一つである「帯状疱疹後神経痛」に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、不活化ワクチンは9割以上と報告されています。
主な副反応とその出現割合
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生ワクチン
(乾燥弱毒生水痘ワクチン) |
不活化ワクチン
(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン) |
70%以上
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― |
ワクチンを接種部位の疼痛 |
30%以上
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ワクチンを接種部位の発赤 |
ワクチンを接種した部位の発赤、筋肉痛、疲労 |
10%以上 |
ワクチンを接種部位のそう痒感、熱感、腫脹、疼痛、硬結 |
ワクチンを接種した部位の腫脹、頭痛、悪寒、発熱、胃腸症状 |
1%以上 |
発疹、倦怠感 |
ワクチンを接種した部位のそう痒感、倦怠感、その他の疼痛 |
リンク
【厚生労働省】帯状疱疹ワクチンについて
(外部リンク)