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「命を守る防災」について~南海トラフ地震対処訓練を終えて~

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皆さん、こんにちは。佐伯市長の冨髙国子です。

7月30日(水曜日)、佐伯市役所を主会場に「令和7年度 佐伯市南海トラフ地震対処訓練」を実施しました。私自身、災害対策本部長として訓練に臨みました。

訓練当日の朝には、カムチャツカ半島付近で発生した地震により、佐伯市を含む豊後水道沿岸にも津波注意報が発令されるという、まさに現実と訓練が重なる状況となりました。佐伯市内では大きな被害はなく済みましたが、改めて自然災害はいつ、どこで発生するかわからないということを痛感させられました。

この訓練は、南海トラフ地震が発生した場合、佐伯市で予測される広範囲にわたる甚大な被害や、多数の孤立地域の発生といった現状を踏まえ、「明日起こるかもしれない大災害」に対して、どう対処すべきかを検討することを目的として実施したものです。

被害状況の把握や情報の集約・共有、そして多岐にわたる関係機関との連携を迅速に行うため、国交省、自衛隊、海上保安署、県南部振興局、佐伯土木事務所、佐伯警察署、医療機関、社会福祉協議会といった関係機関にも参加いただき、緊張感の中で連携訓練を実施しました。

訓練を通じて、「命を守る防災」という市政の重点施策の実現に向け、行政と関係機関が「誰もがつながる」ことで、災害時における強固な連携体制を築き、市民の皆様の安全・安心を確保する重要性を改めて確認いたしました。

しかし、行政の取組だけでは、災害からすべてを守ることはできません。私たち一人ひとりの「自助」と、地域での「共助」の力が何よりも重要です。

皆さんも是非、まずはご家庭での防災対策を改めてご確認いただきたいと思います。

★家族会議を開きましょう: 災害時の連絡方法や集合場所、安否確認の方法などを話し合っておきましょう。

★非常用持ち出し袋を準備しましょう: 食料、飲料水、常備薬、懐中電灯など、最低3日分の備えを点検し、期限切れがないか確認してください。

★避難場所・避難経路を確認しましょう: 自宅や職場から最寄りの指定避難場所までの経路を実際に歩いて確認し、危険な場所がないか把握しておきましょう。

★地域の防災訓練に参加しましょう: 地域で行われる防災訓練は、いざという時に役立つ知識や経験を得る貴重な機会です。積極的にご参加ください。

佐伯市は、これからも皆さんとともに災害に強いまちづくりを進めていきます。日頃からの備えと地域との連携を深め、もしもの時に大切な命を守れるよう、市民皆さんのご理解とご協力をお願いします。

【訓練の様子】

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