「地元学の会」による佐伯市民大学令和四教堂後期第5回講座について
10月15日に後期第5回講座を開催しました。
去る10月15日に佐伯東地区公民館にて、佐伯市民大学(後期)令和四教堂 第5回講座が開催されました。講師は熊本市川尻在住の一級建築士の古川保先生です。
当日は9名の初参加者を含めた39名の受講生が参加し、大分市や由布市から参加された方もいました。
講義内容では、日本国土の65%が森林にもかかわらず、なぜ外材使用が建築で主流なのか、なぜ優良なA材でなく質の低いB材が人気なのかといった疑問に対し、多様な統計や数値を使って説明していただきました。特に杉材の生産高ではトップ5県のうち、4県が九州なので森は九州で守ろう、伝統構法の家を建てることで森を守るメリットがあることを説得力ある数値や事実で提案していただきました。
最後は3名の質問に丁寧に答えていただき、その際に佐伯での古民家再生の事例も交えて、2時間の講義が終わりました。
アンケートに回答された22名のうち、6割以上が50代、60代の方々で、77%の方がおおむね理解できたか、良く理解できたという回答でした。やや満足か満足と回答した人は90%で、一般的には知られていない日本の林業の統計や事情など、貴重な情報が満載でしたので、満足度が高かったと思われます。
次回講座のお知らせ
次回11月19日(日曜日)の講座は、6月に予定していて中止となった第2回講座の振り替え講座となります。午後3時から5時まで(受付は午後2時半から)東地区公民館にて実施します。
講師は東京大学名誉教授で、縄文の環境史や植物史などがご専門の辻誠一郎先生です。タイトルは「縄文人から学ぶ、自然と文化が融合する地域づくり」です。初めての方も参加可能です、事前にチラシの二次元コードでお申込みいただくか、当日午後2時30分に来場し、申込用紙に記入してください。
申し込み方法
運営団体「地元学の会」に直接お申込みください。
Google申込フォーム
(外部リンク) または、
メール本文に「市民大学講座 第〇回受講希望」と本文に記入しsaiki.jimotogaku【アット】gmail.com へメールをお送りください。
(【アット】を@にしてください)
※「地元学の会」とは・・・
「ないものねだりをやめて、あるものを探し、地域の持っている力、人の持っている力を引き出し、
あるものを新しく組み合わせ、ものづくり、生活づくり、地域づくりに役立てていく」という
熊本県水俣市で生まれた思想を軸に市民大学講座を運営する団体です。
問い合わせ
佐伯市戸穴1304-1 地元学の会 事務局
電話 0972-48-9293
メール saiki.jimotogaku【アット】gmail.com
(佐伯市総合政策部 政策企画課)