保存活用計画とは?
保存活用計画とは、史跡を将来にわたって保存し活用していくための基本的なルールブックとなるものです。
計画では、史跡の現状を確認して価値を整理し、保存活用の基本方針を定め、保存管理、活用、調査、整備、運営・体制それぞれの課題と、今後の方向性や方法等を定めます。
史跡佐伯城跡保存活用計画について
計画策定の背景と目的
佐伯城跡は、平成21年度からの調査を経て、令和5年3月に国の史跡指定を受けました。一方で、近年では自然災害への対策や観光資源としての活用が課題となっており、さらには石垣の顕在化や三の丸の活用方法の検討も求められています。
本計画は、このような史跡佐伯城跡の保存・活用・整備等に関する現状と課題の把握と、それに基づく今後の方針や方法を明確にすることを目的として策定したものです。佐伯城跡に関わる関係機関や市民と内容を共有することで、効果的で確実な史跡の保存と活用につながることが期待されます。
計画期間
令和8年度~17年度(10年間)
史跡佐伯城跡の価値
本計画では、史跡佐伯城跡がもつ価値を以下のとおり整理しました。
本質的価値
1.中世山城の構造と近世築城技術が融合した城郭であること
2.他分野の技術を取り入れた治山技術により山体が維持され続けたこと
3.山頂の限られた面積を有効活用した縄張りが行われていたこと
4.遺構・建造物が良好に残存し、史料との整合がとれること
その他の価値
1.貴重な自然環境が保全されていること
2.市民活動の重要な場であること
3.佐伯市のシンボルとして観光拠点になっていること
史跡佐伯城跡の将来像
本計画では、史跡佐伯城跡が目指す将来像について、大綱として以下のとおりまとめました。
・佐伯の歴史文化に触れ、近世山城の魅力を体感できる史跡
・市民が憩い、様々な学習や活動の場となる歴史公園
・人が行き交うまちづくりのシンボル
・過去の経験をいかし、災害から身を守る避難地
史跡佐伯城跡保存活用計画
本編
分割版