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本館の建物は、明治26年10月から明治27年6月末までの間、国木田独歩と弟収二が下宿した坂本永年邸です。 坂本永年は、独歩が教師として勤めた鶴谷学館の館長であり、公私ともに面倒を見ていました。独歩は主屋2階に下宿。裏山にあたる城山の山上まで、散歩することも多かったようです。 このような佐伯と独歩の関わりを、彼の過ごした坂本邸でご紹介するために、建物を修復し、国木田独歩館として公開することになりました。 展示は大きく主屋と土蔵に分かれ、それぞれ1階と2階をご観覧いただけます。 明治の若き文豪が過ごした佐伯の日々に、思いをはせるひとときを、ごゆっくりお過ごしください。
ご来館の皆様へのお知らせ 令和5年5月8日から新型コロナウイルス感染症の 感染症法上の位置付けが5類感染症に変更されました。
変更に伴い、これまで実施していた感染対策を緩和いたします。 ご理解のほどよろしくお願いいたします。
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展示内容 |
●主屋
【主屋1階】
独歩が過ごした明治時代の佐伯を紹介する写真コーナーや、作品に描かれた情景をイメージした映像展示、企画展示室があります。当時の居間を活かした休憩室もご利用ください。
【主屋2階】
独歩と弟収二が下宿した部屋。低い天井が特徴で、腰を下ろして見る窓外の風景も趣があります。独歩はここから当時よく見えた元越山を眺めました。
●裏庭園
城山の麓にあたる地形を活かし、立体的に構成された庭園です。すでに坂本永年の時代には築造されていました。山際からしみ出る湧水を溜めた池と古木が、武家屋敷らしい風情を醸しだしています。
- ●土蔵
【土蔵1階】
独歩の生い立ちや文学的な特徴を、資料とグラフィックで解説しています。佐伯との出会いやその後の足跡、書簡などをご覧ください。
【土蔵2階】
独歩の作品を手にとって読書を楽しめるコーナーや、貴重な初版本の展示を行っています。また、独歩デジタル文庫では、佐伯に関わる作品をわかりやすく説明し、画像や音声が飛び出す電子ブックを用意しました。独歩文学の魅力をお楽しみください。
開館時間
9時~17時(入館は16時30分まで)
休館日
月曜日 (月曜日が祝祭日の場合はその翌日)
12月29日~1月3日
入館料
一般200円、小・中・高校生100円、未就学児無料
(15人以上の団体は一般100円、小・中・高校生50円)
※身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者福祉手帳の提示者とその付添人1人は無料
※市内に住所を有し、又は市内の小・中・高校に通学する小・中・高校生は無料
●共通観覧券:一般500円、小・中・高校生150円(佐伯市歴史資料館・城下町佐伯国木田独歩館・佐伯市平和祈念館やわらぎを各1回観覧できます。購入日から1年間有効)
問い合わせ
城下東町9番37号
電話0972-22-2866
城下町佐伯国木田独歩館のTwitter アカウント(外部リンク) QRコード →
様式ダウンロード
市内の小・中・高校生が見学する場合、引率者も入館料が無料となります。希望される場合は、下記の申請書によりお申込みください。